ネパール大祭 ダサイン

夏が終わり、空気が乾いて秋の風を感じる頃、いつもネパールを思い出します。
ネパール年最大のお祭り「ダサイン」が始まりました。

独自のビクラム歴を用いるネパールでは、
西暦と連動しないため、毎年西暦の日程が変わるのですが、
毎年、大体10月にダサイン大祭が始まります。

都市部に暮らすネパール人は、皆、ティカを受けるために、
村の家族の元に集い、美味しい食事を食べ、歌って踊って、祭りを楽しみます。

日本のお正月と同じですね。
実際、ネパールの子供達も凧揚げを楽しむので、風習の一致が興味深いところです。

ヒンズー教のお祭りなのですが、
毎年この時期、生贄に捧げられる山羊達が、
肉屋の前で繋がれているのを見る度、物憂げな彼らの様子に、
これから
自らに起こることを予期している印象でした。

お祭りの間は、おでこに真っ赤なティカを付けた人が街に溢れ、
犬や牛もティカを受け、
その様子がとても可愛らしくて、
こちらまでお祭り気分になったことを思い出します。

フェルトシューズ工場も、カシミヤ工場も、発送業者も、どこも1週間お休み。
彼らの休み中に、日本の仕事を進めるとします。