カシミヤについて

- カシミヤ(カシミア)とは

カシミヤ(カシミア)は、標高の高い地域に生息する、カシミヤ山羊の毛から作られた毛織物やニットを指します。インド北部のカシミール地方や、モンゴル、チベットなど、標高が高く、厳しい自然環境下で生息しているカシミヤ山羊の毛は、寒気や乾燥に強い耐久性を持ち、その希少性から「繊維の宝石」とも呼ばれ、高級な素材として珍重されています。ウール(羊毛)と採取できる毛量を比べると、ウールは1頭から約4,000g程度採取できるのに対し、カシミヤは1頭から約100g程度しか採取できないため、大変希少性の高い、貴重な素材と言えます。

- カシミヤの特性[軽くてあたたかい、呼吸する繊維]

カシミヤ山羊から取れるカシミヤ毛は、ウール(羊毛)よりも細く、とても繊細です。その細さは、人間の髪の毛の10分の1とも言われ、その細く繊細な毛を撚って糸にしたものを織物やニットに仕上げるため、軽くてあたたかなストールやセーターとなります。薄いセーターでも、着ていると汗ばむほど温かく、その温かさに皆さん驚かれます。特に、冬に重いコートを着ている男性は、重ね着をしても軽くて肩が凝らないと、大抵驚かれます。汗ばむほどの温かさですが、繊維自体が呼吸しているため、吸湿性に優れ、むれません。特に汗むれを気にする男性のお客様からは、温かいのにむれないと大変好評です。

- お肌が弱い方にもお薦めです

カシミヤ山羊が、冬の過酷な環境下でその身を寒さから守るための毛は、繊細で表面が艶やかなため、その表面は肌にしっとりと馴染むようになめらか。そのなめらかな肌触りに驚かれる方も多く、特に敏感肌でどんな毛製品でもチクチクしてかゆくなってしまう方でも、これなら着られる!と喜びの声を多く頂いています。その着心地のよさ、肌触りのなめらかさに、一度身につけるとうっとり手放せなくなる方が続出の、実力派人気商品です。

- a i , のカシミヤへのこだわり

a i , のカシミヤへのこだわりはまず、ネパールのカシミヤ制作工場から始まります。その希少性から、偽物も多く出回るカシミヤ製品ですが、a i , デザイナーわたなべかおりが、ネパールで7年間共に暮らした、チベットファミリー直営工場との直接取引のため、糸の仕入れから、ニッティング、織り、検品の工程まで全て把握できる、a i , にとって唯一の信頼できる工場です。ネパール暮らしの頃、カシミヤとしか思えないなめらかな手触りのセーターが、柔軟加工されたウールだと知って驚きました。商品になってしまえば、現地工場でも見分けがつかないくらい、高品質な偽物が出回っていることも事実。a i , は、糸の仕入れから、制作工程が全て分かる、信頼できる工場との制作にこだわります。

- カシミヤを日常着に。10年着られるカシミヤセーターを目指して。

a i , がカシミヤを初めて着たのは、ネパールの工場とカシミヤセーターを作り始めた頃。それまでネパール暮らしだった私には、高価で手が出ませんでした。ただ、カシミヤを販売するなら自分がまずその良さを理解しなくてはお薦めできないと、まずは自分で毎日着てみることにしました。すると、その温かさと軽さ、肌触りの気持ちよさとむれない心地よさに、カシミヤを手放せなくなっていました。ただ、決して安くないカシミヤセーターをお客様に使って頂くのであれば、10年着られるセーターを作りたいと考えました。それは、a i , にとって大げさなことではなく、身の回りのものが大体10年選手だった a i , にとっては自然な発想でした。最初にネパールで購入したカシミヤセーターは、着用して12年経ちました。毎日のように着過ぎて、穴などの補修はしましたが、10年着られました。とても大切に着ていたので、全ての方に10年同じように着て頂けるかは分かりませんが、a i , の作るカシミヤ製品を自信を持ってお薦めできる、よい実体験となりました。決して安価ではないカシミヤですが、お手入れをして10年着られれば、地球にもお財布にも優しい買い物のあり方だと考えます。

- a i , のストールは手織り、セーターはハンドニッティング仕上げです

a i , のカシミヤストールやブランケットなどの織物は全て、熟練された職人によって、1枚ずつ手織りで仕上げています。糸が細ければ細いほど、手織りに高度な技術が必要になります。幻のストール、シャトゥーシュストールを模して作られた、パトゥーシュストールは、そのガーゼのような薄さに驚かれる方が多い、贅沢な手織りストールです。セーターやカーディガンなどのニットは全て、熟練された職人によって、ハンドニッティングで仕上げています。素材だけでない、手仕事の温かさを感じて頂けたら嬉しいです。

- カシミヤの染色について

a i , がカシミヤの制作をお願いしているネパールの工場は、チベタンカーペット工場が母体。まるで絵画のような、色彩豊かなチベタンカーペットの絵柄を再現する、その高い染色技術は、360色もの色に染め分けが可能で、染色大国スイスの保証付き。お肌の弱い方やお子様にも安心してお使い頂ける、自然な染色技術を用いています。そのチベタンカーペットのウールを染色する、高度な染色技術をもつ染色工房で、a i , のカシミヤストールやニットの染色をお願いしています。

- カシミヤの毛玉はどうするの?

毛玉ができるということは、毛玉をとったらその分薄くなってしまうということ。なので、毛玉を作らないように着てあげることが、長く着るコツです。ただ、繊細なカシミヤは、毛玉ができやすい繊維でもあります。a i , のお薦めする毛玉のお手入れ方法は、毛玉ブラシ。電気タイプと異なり、うっかり穴を開けてしまう心配もなく、優しくお手入れできるため、毛をとりすぎることもありません。1日着て表面が毛羽立ったら、毛玉ブラシで表面を撫でておくだけで、毛玉が防げます。毎日のお手入れは面倒という方は、週に1度や月に1度のお手入れなどでケアしてあげて下さい。セーターのもちが断然変わります。カシミヤセーターとストールを重ね着をする a i , は、冬でもコートいらず。ただ、バッグやその他の摩擦からカシミヤを守るために、薄いリネンコートを羽織ります。カシミヤの上に1枚上着を羽織るだけでも、繊細なカシミヤの毛玉防止に役立ちます。

- カシミヤのお手入れについて

a i , は、カシミヤを着ているシーズン中、ほとんど洗いません。洗うのは、オフシーズンの衣替えの時だけ。薄いセーターを着て汗をかいた時はその都度洗いますが、基本的にお洗濯は年に1~2回程度。カシミヤ山羊が毎日お風呂に入らないように、毛製品は毛そのものに油分を含むため、それほどこまめに洗う必要がありません。なるべく水通ししない方が、毛も抜け落ちず、油分を保てるため長持ちします。セーターを着て汗をかいた場合は、ハンガー干しで汗をとばしてからしまいます。袖口や襟など、汚れが気になる場合は、汚れた箇所だけつまみ洗いするなど、セーター全体を洗わずにケアします。a i , は、できるだけカシミヤを洗わずに済むよう、カシミヤセーターのインナーとしてコットンやシルクの薄いインナーを着て、それを毎日洗って、カシミヤセーターはハンガードライのみ。衣替えの際は、洗濯後しっかり乾燥させた後、除湿剤と防虫剤を入れるのを忘れずに。カシミヤを着ているオンシーズンは、ほとんど虫食いはしませんが、虫食いは大体、オフシーズンにタンスで眠っている時にされてしまうもの。繊細なカシミヤは、害虫も大好物なようで、カシミヤからまず食べられてしまうようです。しまう際の除湿と防虫対策はしっかり、がお薦めです。

- カシミヤの洗い方

ネパールのカシミヤ工場からは、より安心なドライクリーニングを薦められているため、お客様にもドライクリーニングをお薦めしていますが、a i , は、全て自宅で洗っています。せっかく自然な繊維を手仕事で仕上げたカシミヤをケミカルな洗濯で台無しにしたくないのが本心なのですが、洗濯機で洗っているとお客様にお伝えすると、大抵驚かれます。手洗いでもなく、洗濯機洗いです。洗い方は、カシミヤを洗濯ネットに入れて、洗濯機のデリケート衣類モードを選択の上、デリケート用洗剤で洗濯して、軽く脱水した後、日陰で平干しするだけ。簡単です。洗濯後、水分を含んだままハンガーなどにかけてしまうと、水分の重みで伸びてしまうため、必ず平干しして下さい。バスタオルなどの上に、カシミヤを平置きして元のかたちに整えて乾かせば、軽いカシミヤはすぐに乾きます。この時、洗濯で縮みやすい縫い目やリブ編み部分をきちんと元のかたちに整えてあげるのがコツです。乾燥機は、縮むので厳禁です。ふわっとした表面の毛羽立ちを抑えたい方は、当て布をして、低温でアイロンがけしても構いません。a i , は、ふわっとやわらかな仕上がりが好みなので、アイロンがけもせず、洗濯後そのまま着ています。