ネパール工房訪問

ネパール工房訪問

こちらに来てからずっと、工房巡りをしています。
皆に会う度、「久しぶり!何年ぶり?元気そう!」と、
会えなかった時間を埋める日々。

彼らとは、日々メールや電話でやりとりしているものの、
やはり会って話すと伝わることが多く、お互い理解が深まります。

私が、商品に間違いがある度、毎回クレームのようなリクエストを
彼らに伝えているのを嫌がっているだろうな、
面倒臭いと感じているだろうな、と思っていたのですが、
「カオリのコメントは常に学びがある」と言われてビックリ。

私が暮らしていた頃、そんなことを言ってくれる工房はなかったので、
彼らの前向きな姿勢を感じ、とても嬉しくなりました。
ネパールは決して豊かな国ではありませんが、できない訳ではなく。
やり方を知らないのと、努力する意味を感じづらい現実があるだけ。

制作をお願いする側の諦めない心が一番大事だと思っています。
彼らにはできる、私自身そう信じ続けることも大事。

でも、商品の品質を保つことは並大抵の努力では叶いません。
私自身、これまで何度も諦めようと思ったことがありました。
が。
諦めずに続けてきてよかった、と思ったことは更に多くありました。
日本で、商品への喜びの声を頂くことが、
私の一番の喜びでもあり、誇りでもあります。

今回、工房を訪れる度、なんとか私のリクエストを形にしようと、
尽力してくれている彼らへの感謝が溢れる訪問ばかりでした。

えー、こんなこともできるの?
えー、こんな物も作れるの?
じゃぁ、これを作ってみよう!
という嬉しい驚きもたくさん。

今週、フェルト工房、カシミヤ工房、チベット香工房を巡り、
来週は、いつも発送をお願いしているカーゴ屋さんへ。

私が、商品制作をお願いしている工房は全て、
私がネパールに暮らしていた頃から制作をお願いしている工房ばかり。
なので、みんな20年以上のお付き合い。

私が日々やりとりしているのは、マネージャー達ですが、
現場のネパール人スタッフとも顔見知りなので、久々の再会に、
おーーー!ディディ!久しぶりーー!と言ってくれるのですが、
私の口からネパール語が出てこなくてショック。

久々のネパール語とチベット語がなんとか理解できるものの、
いざ話そうとすると、言葉が出てこなくて自分でもショック。
最低限の英語が話せて、何とか仕事できています。
だいぶ長く、日本にい過ぎましたね。
これからもっとネパールに来て、彼らとの物作りを深めたいと思います。



チベット香の制作風景。ハーブやスパイスなどの原料をまずは粉末にして、
この工程を2~3回繰り返し、より細かな粉を作り、お香のスティックに仕立てます。



a i , storeの発送は、お留守番の
スタッフKが担当しますので、ご安心を。

ネパールの日々は、instagramに投稿しています。
ご興味のある方は、ぜひ。